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2015年5月3日日曜日

アイ・アム 〜世界を変える力〜

「アイ・アム 〜世界を変える力〜」という映画を観た。ライヤー・ライヤーや、ナッティ・プロフェッサーなどを撮ったトム・シャドヤックが作ったドキュメンタリー映画。

世界は何か根本的に間違ってるんじゃないか?そんな疑問から行った様々な精神的指導者へのインタビューをまとめたものだ。

幸福を富と同義に位置付けることにより、幸せになりたければ、物を買って物質的な裕福さを求めるよう人々を誘導するアメリカ式のマーケティング。そしてその結果生み出された、人々を市民ではなく消費者としてみる消費社会。一部の成功者とされる人間が富を独占する社会。今、僕たちはこれを当たり前の事として受容してるけど、ホントにそれが正しいのだろうか?

人間自身の特性を考えたときに、「王国」が向いているのか、「民主主義」が向いているのか?

これらの疑問に、この映画は様々な論点から他者との協調、助け合いこそが人間の本質なんだと。そしてこの格差・貧困の世界が、通常であることと思う事こそが心の病だと主張する。

そして僕たちも心の底ではその主張に同意している。でもその考えが広がらないのはなぜだろう。今とは真逆の考え方だから、それを実現するのは時間がかかるし、難しいんだろう。

でもこれまでの歴史を見れば、社会は黒人公民権運動の例のように古い時代では考えられなかった変革を成し遂げてきた。

それは一人のヒーローの出現ではなく、名もない一人一人の小さな行動によって実現したという。社会の変革もJim Collinsのいうところの「弾み車」なんだと気付かされた。

最後に映画のなかのセリフから。
「神は、他の誰かがいるわけでなく、あなたしかいないと言っている。個人の力が大事なんだ。情熱を持って、『変わることが出来る』と皆に伝えるんだ。」

また観たいと思う、良い映画だったな。

2013年4月20日土曜日

「平成ジレンマ」を観て

ポレポレ東中野で「平成ジレンマ」を見た。戸塚ヨットスクールについてのドキュメンタリー映画。以前見た「約束~名張毒ぶどう酒事件死刑囚の生涯」と同じ東海テレビの制作。

「体罰が悪」という思想だけで考えれば、戸塚ヨットスクールは確かに「悪」だ。
そもそも異常な頻度で訓練生の自殺が起きている。これは事実だ。

でも・・・と、映画を観て思う。
社会の誰もやりたがらないサービスを担っていることは否定できないと思う。
親にも手がつけられず、どの学校や厚生施設にも受け入れてもらえない。そんな非行や引きこもりの子供を持つ親の最後の駆け込み寺としての役割は、今のところ戸塚ヨットスクールにしか出来ていないじゃないか。

だから、体罰も含めた戸塚ヨットスクールの教育方法の良し悪しの議論とは別に、このスクールの存在意義はきちんと評価しないといけないと思う。同時に戸塚ヨットスクールの存在が必要なくなるような教育制度や教育方法を確立していかないといけないと思う。

上映後の戸塚校長のトークショーは、賛同できないところも多かったけど、
「ともすれば生徒の立場の方が教師より上になってしまっている現代の教育現場でマトモな教育なんてできるわけなんてないでしょう。」
っていう言葉は、共感を感じたな。

2013年4月6日土曜日

約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯

映画「約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」を見た。

約50年前に起きた、三重県名張市葛尾地区の公民館で起きた毒物混入事件。その犯人とされ、死刑が確定した奥西勝死刑囚が無罪を訴え続けて再審請求を繰り返す。そのドキュメンタリー映画だ。

「名張毒ぶどう酒事件」は、たまに新聞などで目にしていたけれど、どんな事件か、なにを争っているのかなど知らなかったし興味もあまりなかった。この映画を見て事件のなにが問題なのかを知った。多くの人にこの映画が見られるべきだと思う。まずは事件について知ること。それが大事だ。この映画はそれに最適だと思う。

もちろん僕には、奥西勝死刑囚が犯人なのかそれとも冤罪なのかの真実はわからない。

ただ、この映画を見て司法が機能不全になってしまっているように感じた。死刑判決が自白に依拠し、その自白の矛盾を再審請求で証拠をあげて証明しているのに、それを却下する裁判所。却下の正当性は(少なくとも映画のなかでは)見つけられなかった。日本の司法はこんなものなのか、本当にそうなら失望を禁じえない。

時間が経過すればするほど事態は硬直する。奥西を犯人と信じこむことで自らを無理矢理納得させ、事件は終わったものとしてしまっている事件の当事者たち。判例が積み重ねられていくごとに、過去の先輩判事の判例を覆せなくなっていく裁判官とその縦社会。

でもこれらを解きほぐすことは不可能ではないと信じたい。奥西勝死刑囚が生きている間に、公正な判断が下されることを願いたい。




2013年4月3日水曜日

劇場版:花咲くいろは~Home Sweet Home~

「劇場版:花咲くいろは~Home Sweet Home~」を見に行く。
ディズニーやジブリ以外のアニメ作品を映画館に見に行くのは初めてだ。

平日の昼間にも関わらず会場には30人位の人がいた。予想通り99%がアニメが好きそうな男達だ。スーツなサラリーマンもいる。

そんな観客に交じって、会場ど真ん中を陣取る。

映画がはじまると、一気に映画の世界に引き込まれた。
TVアニメから全く変わってない世界観やキャラクターで安心して見られたし、過去と現在の間で行ったり来たりする時間軸の変化や、主要なキャラクターにバランス良くスポットライトが当たるストーリー展開が心地よかった。
TVシリーズではなかった冬の自然の景色がキレイで、母親の凛とした決意に馴染んでよい。

上映時間が66分と知って「短い上映時間に満足できるかな?」と不安だったけど杞憂だった。

岡田麿里さんの脚本は「ハズレがないな~、安心して見られるな~」と思う。

追記、
エンディング曲よかった。欲しい。