Jim Collinsの"Good to Great"を読んだ。
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則として邦訳もされている。
1965年~1995年にFortune500にランクされた1,435の "良い" 企業のうち、ある時点から市場の平均に比べて業績(*1)が3倍以上よい状態を15年以上維持した11の企業をピックアップし、それらの企業がなぜそのような飛躍を遂げられたのかを調査したものだ。
面白いのは、これらの企業に「共通の特徴」を探るのではなく、これら飛躍を遂げた"Great(偉大)な"企業と、それらと同じ業種、規模、業績だったが、飛躍が遂げられなかった比較対象の"Good(良好)な"企業とで「何が違うのか」を調べている点だ。
また非常にデータに基づいた調査とその結果から書かれており、非常に受け入れやすい。
本の中では、Jim Collinsはこの調査から飛躍の法則を7つの概念に集約し、フレームワーク化して説明しているが、その詳細は本に譲る。
これらの飛躍を遂げたGreatな企業は僕が想像していた
・剛腕(敏腕)の経営者
・自由な企業文化
というものはなく、
・謙虚な、しかし持続的な結果を出すために非常な情熱を傾けるリーダー
・自らを律する企業文化
を持つ企業。
剛腕な経営者による、ダイナミックな改革などが行われた企業はどれもGreatにはなれず、Goodな企業(または衰退企業)になっているところが何とも驚きだった。
また、飛躍は外部から見れば、ある日突然ドラマチックに起きたように見えるが、これら実際に飛躍を遂げた企業を内部から見ると、その飛躍を決定づける改革やイノベーションやラッキー等の奇跡の瞬間などがあったわけではなく、ブレークスルーの何年もの前からの「自らが本当に進むべき方向性(*2)」に向かってブレルことなく日々行う小さなアクション積み重ねの結果であったということ。Jim Collinsは弾み車という比喩を使って、うまくこれを描写している。
自らの組織を飛躍させるために必要な本当のことを教えてくれた、最高の本だった。
(*1) 厳密には株式の累積運用成績
(*2) ハリネズミ・コンセプトと本の中では命名している。これ自体非常に重要なコンセプトだが、
なぜハリネズミか?どう見つけるのか?も含め、詳細は原著に譲る。
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則として邦訳もされている。
1965年~1995年にFortune500にランクされた1,435の "良い" 企業のうち、ある時点から市場の平均に比べて業績(*1)が3倍以上よい状態を15年以上維持した11の企業をピックアップし、それらの企業がなぜそのような飛躍を遂げられたのかを調査したものだ。
面白いのは、これらの企業に「共通の特徴」を探るのではなく、これら飛躍を遂げた"Great(偉大)な"企業と、それらと同じ業種、規模、業績だったが、飛躍が遂げられなかった比較対象の"Good(良好)な"企業とで「何が違うのか」を調べている点だ。
また非常にデータに基づいた調査とその結果から書かれており、非常に受け入れやすい。
本の中では、Jim Collinsはこの調査から飛躍の法則を7つの概念に集約し、フレームワーク化して説明しているが、その詳細は本に譲る。
これらの飛躍を遂げたGreatな企業は僕が想像していた
・剛腕(敏腕)の経営者
・自由な企業文化
というものはなく、
・謙虚な、しかし持続的な結果を出すために非常な情熱を傾けるリーダー
・自らを律する企業文化
を持つ企業。
剛腕な経営者による、ダイナミックな改革などが行われた企業はどれもGreatにはなれず、Goodな企業(または衰退企業)になっているところが何とも驚きだった。
また、飛躍は外部から見れば、ある日突然ドラマチックに起きたように見えるが、これら実際に飛躍を遂げた企業を内部から見ると、その飛躍を決定づける改革やイノベーションやラッキー等の奇跡の瞬間などがあったわけではなく、ブレークスルーの何年もの前からの「自らが本当に進むべき方向性(*2)」に向かってブレルことなく日々行う小さなアクション積み重ねの結果であったということ。Jim Collinsは弾み車という比喩を使って、うまくこれを描写している。
自らの組織を飛躍させるために必要な本当のことを教えてくれた、最高の本だった。
(*1) 厳密には株式の累積運用成績
(*2) ハリネズミ・コンセプトと本の中では命名している。これ自体非常に重要なコンセプトだが、
なぜハリネズミか?どう見つけるのか?も含め、詳細は原著に譲る。
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