2015年7月6日月曜日

グーグルの「悪夢画像」の記事を読んで

この記事を読んで、人工知能(AI)が芸術を生み出す時代の本格的な幕開けだなと思った。Googleが人工知能を応用して、画像を加工し、幻想的な世界観の絵を生み出したという記事。

グーグルの新しい写真アプリで人の顔や動物を認識するのに用いられている人工ニューラルネットワークは画像を特定できるパターンを見つけるものだが、Inceptionismでは逆に、「知っているパターンに近い何か」が少しでも検出されたら、その部分をフィードバックループで繰り返させていくことで、奇妙な悪夢のような世界を生成させた
というのは、なるほど面白い発想で、上手い人工知能の利用の仕方だなー、と感心した。

人間の発想では生まれない「美味しい」レシピを生み出す記事を読んだときにも思ったけれど、人工知能の強みって、人間の常識が通じないレベルの発想が出来る所だと思う。

人工知能に刺激されて、人間自身の発想力や芸術力が鍛えられる時代が来るのだろうか。そんな時代には人間に発想力や芸術力は求められなくなってしまうのかも知れない。その時、人間の存在意義って何になっているんだろう。